|
||||||||||
顕法寺の本堂は顕法寺集落から人里離れた軽自動車でも通れない細い山道を登った中腹に建っています。 | ||||||||||
集落から徒歩で20分ほどかかります。雨上がりでは道がぬかるみ、足が取られ滑って歩くのも大変な山道です | ||||||||||
![]() ![]() カタクリの花 六地蔵 |
||||||||||
途中には竹林があったり、春にはカタクリの花が咲いたり、六地 | ||||||||||
蔵尊が出迎えて呉れたりと心が和むちょっとしたハイキングコー | ||||||||||
スでもありますが、歩くには長靴を履いたほうが良いようです。 | ||||||||||
近年は山中にイノシシが出没してタケノコを食べたりして、被害 | ||||||||||
も出ているようです 。 | ||||||||||
道は勿論舗装はしてありませんので、滑ったり、つまずいたりし | ||||||||||
ながら登らなければなりません。上り道なので、結構息切れがし | ||||||||||
ます。中程で六地蔵が出迎えてくれますので、ここでちょっと | ||||||||||
一服するといいですね。 | ||||||||||
そんな悪路を登っていくと、平地になり、諏訪神社の社が建ってい | ![]() 本堂 |
|||||||||
ます。今はご神体をお返しして、社( やしろ )のみが建っている | ||||||||||
状況です。その社の隣に顕法寺の本堂がひっそりとした佇まいで | ||||||||||
建っています。四間四面、総ケヤキ造りの古い建物です。屋根は | ||||||||||
茅葺きでしたが、雪害や雨、鳥獣などから守る為にステンレス鋼 | ||||||||||
板に葺き替えました。普段は防犯の為に板戸が填められています | ||||||||||
折りに触れて営繕修理を行ってきましたが、現状では本堂まで上っ | ||||||||||
てお勤めするのが困難であること、本堂まで修理の機材や材料を運べない事や、崖が本堂に迫っており崖崩れによって倒壊の恐れが | ||||||||||
![]() 地鎮祭 |
|
|||||||||
ら境内地への地目変更の手続きも済み、地元の「株式会社源建設」さんに設計、建築、施工を依頼しました。 | ||||||||||
平成29年に工事測量、土盛りなどを終え、9月4日、炎天下でしたが、 工事関係者、顕法寺部落、三ケ字の方々20人程ご参列の | ||||||||||
なか、真言宗の法則にのっとり、地鎮祭を厳修し、無魔竣工を祈念しました。 | ||||||||||
その後は、基礎工事等も順調に進捗して9月27日には棟上げも済んで上棟式を迎えることが出来ました。 | ||||||||||
![]() 棟札 |
![]() 上棟式 |
|||||||||
![]() ![]() 落 慶 法 要 |
![]() 落慶なった米峰堂 |
|||||||||
この米峰堂を、どのように活用していくか、どのように地域と密着させていくか、どのように利用していくかを熟考していきたいと思っています。 |